資金調達に悩むすべての起業家・経営者に聞いてほしい『FUNDINNO × SAKURA United Solution ハイブリット資金調達セミナー』

 

私たちSAKURA United Solutionは、国内取引No.1を誇る株式投資型クラウドファンディングサービス『FUNDINNO』を提供する株式会社ファンディーノ(旧:株式会社日本クラウドキャピタル)と協同し、新しい資金調達の形である「株式投資型クラウドファンディング」の活用方法についての合同セミナーを2022年3月24日に開催しました。WeWork 丸の内北口から配信された無料セミナーには、多くの起業家・経営者の方にご参加いただきました。今回のセミナーでは、株式投資型クラウドファンディングによるエクイティファイナンスだけでなく、SAKURA United Solutionがご提供するデッドファイナンス『ハイブリッド資金調達』を併用するメリットについてもご紹介しています。

株式会社ファンディーノとは

株式会社ファンディーノが運営している『FUNDINNO』は、株式投資型クラウドファンディングを通じてベンチャー・スタートアップ企業の成長を支援し、日本経済の発展に取り組んでいます。さらに、FUNDINNOはクライアントの強みを活かした投資家目線でのLP作成を得意としており、また非上場企業のIR情報なども確認できるため多くの投資家が利用しているという特長があります。FUNDINNOの累計成額は78億円以上、累計成約件数は240件以上。国内No.1取引の実績を持つクラウドファンディングサービスです。

 

株式会社ファンディーノ

https://corp.fundinno.com/

 

 

そんなFUNDINNOと、税理士、国税出身税理士、社会保険労務士、行政書士、弁護士などの士業や各種専門家の集団であるSAKURA United Solutionがベンチャー・スタートアップ企業の伴走者になることで、IPOに向けた内部統制や資金繰りなどを創業期の早い段階で整えることができます。

クラウドファンディングという新しい資金調達手段に加え、複数の銀行・金融機関から融資を受ける『ハイブリッド資金調達』、さらに専門家の助力を活用して社内財務等の基盤をしっかりと整えることで、企業はこれまで以上に安定し前向きな経営へと繋げることができるでしょう。

ベンチャー・スタートアップ企業支援にかける想い

セミナーの冒頭、SAKURA United Solution 代表の井上から以下のあいさつがありました。

 

 

 「アフター/ウィズコロナで、またさらに最近のウクライナの件で、経営環境、金融環境は激変しています。そんななかでも、ベンチャー・スタートアップ企業や中小企業は生き残っていかなければいけない。未来に希望を持ち続けなければいけない。私は、そう思います。では、私たちになにができるのか。どんな経営支援ができるのか。それは、経営の現場から、資金調達の現場から生の声を伝え、活きた情報を伝えることです。私は、親が中小企業の経営者でした。資金繰りに走り回る親を見て育ちました。まだ学生なのに、相続の問題で裁判所の法廷に立つ機会もあった。そんな経験もあり、中小企業の経営者や起業家を支援したいと思って税理士になりました。独立して以降、他の士業と連携して、経営課題を徹底的に解決していくことに重点を置いてきました。税理士の役割は、記帳代行や決算書づくりだけではない。中小企業に伴走したい。一緒に成長したい。経営者の夢を叶えたい。そう考え、経営課題に直面するたびに、士業法人や各法人をいくつも立ち上げてきました。結果的に、最近の言葉で表現すれば連続起業家になったわけです。独立して30年以上経ち、改めて会社経営というものに向き合い、起業家や経営者のみなさんのお役に立ちたいと思っています。今日は、前半はデッドファイナンスの世界で日々戦っている小澤智裕さんに、『ハイブリッド資金調達』について解説していただきます。後半では、FUNDINNOの大浦さんと岡さんに、株式投資型クラウドファンディングというエクイティファイナンスについて解説していただきます。資金調達の多様性を、もっと多くの起業家・経営者のみなさんに知ってほしいと思っています」

激変し続ける経営環境・金融環境で活用したい『ハイブリッド資金調達』

小澤智裕(SAKURA United Solution 資金調達支援担当)は、地方銀行で約35年の勤務経験があり、その後、中堅中小企業で財務、経営企画管理の仕事をしていた財務・資金調達のエキスパートです。

 

小澤からは、デッドでの資金調達の意義として

・資金ショートの防止

・金融機関との信頼関係づくり

・財務内容の評価

・低金利

が挙げられました。

 

黒字でも倒産することはあるため、資金調達に対して起業家・経営者は真摯に向き合わないといけない。そのため、銀行・金融機関からの借入は必須である。数年で銀行担当者は入れ替わるが、嘘をつかない、約束を守ることで、いざというときに銀行・金融機関が相談に乗ってくれるようになる。そのためには、普段から信頼関係を築いておく必要がある。銀行・金融機関との取引があれば、会社を金融機関が客観的に評価してくれる。信用格付けしてくれる。投資家が客観的に評価できるようになるため、デッドファイナンスの先に、エクイティファイナンスがある。長年にわたり低金利が続いている日本の金融環境を活かさない手はない。などのわかりやすい解説で、デッドの資金調達の意義が整理できたのではないでしょうか。

 

また、資金調達の現場では「大量のコロナ融資のリバウンド」が起きている現状があると言います。そのため、融資審査の厳密性が高まり(あるいはコロナ前に戻り)、プロの目線での資料作成や銀行交渉が欠かせなくなっています。そこで活用したいのが、政府系金融機関と民間金融機関(保証協会付き)の併願=ハイブリッド資金調達です。政府系金融機関は、日本政策金融公庫の創業融資。民間金融機関(保証協会付き)は、登記上の本店近くの信用金庫。丁寧に対応してくれる担当者が多いのが信用金庫で、成功確率も上がると言います。

 

さらに、小澤が高い成功確率を誇るのは、長年の地銀勤務の経験から「金融機関目線の資料作成」ができ、中堅中小企業での勤務経験から「お客様目線の交渉」ができるから。稟議書のつもりで資料を作成しているため、銀行の担当者は「これだけ揃っていると助かります」と言うそうです。動きの遅い担当者には、積極的にリマインドして進捗確認をし、スピーディーな対応・資金調達を実現してきたことも、小澤の強みであると言えるでしょう。

 

ハイブリッド資金調達の活用事例として、アプリ開発会社の資金調達が挙げられました。

・創業当初にエクイティ(社債)で調達済み

・開発費用に使用しており、これからマーケティングなどが必要

・そこで、デッド(借入)も活用することに

・制度融資などを活用して3つの金融機関から融資を受けることに成功

・日本政策金融公庫、信用金庫、制度融資(シニア起業サポート資金)の3つ

・調達できた資金は社内体制の整備などにも充てていく

・今後は、エクイティの追加も検討

 

小澤は、「資金調達力は経営者力。事業を成長させるためには、資金が絶対に必要で、資金調達は経営者にしかできないこと。資金調達なくして企業の成長はない」と言います。ハイブリッド資金調達を活用してみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式投資型クラウドファンディングでフェアに挑戦できる、未来を創る

 

セミナー後半では、株式会社ファンディーノ 代表取締役COOの大浦学氏と、岡宗一郎氏から、株式投資型クラウドファンディング『FUNDINNO』について解説していただきました。

 

 

大浦氏は、院生時代にシステム開発会社を起業し、そのときに資金調達の重要性を感じたと言います。また、投資家に優位な契約書になっているケースが多く、エクイティファイナンスに対する問題意識も芽生えたそうです。その後、FUNDINNOのサービスをスタートする際も、3ヶ月で取れると考えていた第一種金融商品取引業者の認可取得に1年半かかり、ベンチャーキャピタルを回るも「認可が取れたら来てください」と言われ、またしても資金調達の重要性を再確認したと言います。資金調達ができず、倒産してしまうベンチャー・スタートアップ企業は数多くあります。そんな悲劇が増えないよう、“フェアに挑戦できる、未来を創る”。そんな未来を、ファンディーノさんと実現していきたいと思います。ベンチャー投資市場は拡大傾向にある一方で、実際に資金調達できた社数は伸び悩んでいます。日本では、年間2000社ほどしかありません。投資市場は拡大しているわけですから、1社あたりの投資額は増えているわけです。つまり、資金調達においても勝ち組/負け組のような明暗が分かれています。勝ち筋に入っている企業は応援されますが、その手前にいる企業は応援されにくいのが現状です。

 

また、大浦氏は「エクイティを活用している企業が2000社しかないのも問題であり、社数を増やしていく必要があります。また、アメリカは年間17兆円がベンチャー・スタートアップ企業に投資されていますが、日本は0.5兆円しかありません。投資市場を拡大させるためには、セカンダリーマーケットが不可欠です。アメリカの場合、セカンダリーマーケットでの流動性があるから投資しやすい。資金が集まりやすい。企業が成長できるという好循環があります。そんな投資環境、金融環境、経営環境を、日本でも整えていきたい」と語ります。

 

岡氏からは、FUNDINNOの特徴として

 ・9万6000人以上の投資家が登録(約1万5000人がアクティブユーザー)

・30~40代の投資家が65%

・金融資産3000万円以上の投資家が20%

・属性として経営者、士業、医師が多い

・投資家が企業や商品、サービスのファンになってくれる

・投資家になってくれるだけでなく、利用者にもなり、さらにSNSなど口コミで企業や商品、サービスを広めてくれる

・応援して企業の成長に伴走したい「ファン株主」が多い

 というメリットや、FUNDINNOでの事業計画作成、募集ページ(LP)の制作サポートなどについても解説していただきました。約3ヶ月間で資金調達ができ、累計の実績は78億円にものぼります。

 

これだけのサポート体制が整っている株式投資型クラウドファンディングは他にないでしょう。

ベンチャー・スタートアップ企業のみなさんには、ぜひデッドファイナンスとエクイティファイナンスを活用していただきたいと思います。