なぜ経営者にとってメンターと出会うことが大切なのか?

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成功者は、歴史にその名を残し、記録を語ることができます。

歴史に残る記憶・記録とは、活字になる話で、ほとんどが成功の話で埋め尽くされています。

 

一方、ほとんどの失敗者は黙して多くを語りません。

 

しかし成功の経験則とともに大切なのは、

 

「このやり方では絶対に失敗する」

 

という失敗の経験則です。

企業が生き残るためには、失敗の経験から学ぶことが極めて多いはずです。

 

大きな成功を収めた経営者には、必ずメンターがいます。

 

どんなに優秀な人でも、IQが高いだけでは成功できません。

情報ばかり持っていても成功することはできません。

 

経営の現場は、常に変化し続けます。

 

変化に対応し、成功し続けるためには、メンターが必要です。

 

経営者になった瞬間から、

今までに経験したことのない出来事に見舞われます。

 

経営とは、戦いそのものです。

 

信じられないようなことが起こります。

側近の裏切りや、悪意で落とし穴を作られることもあるでしょう。

 

テレビで見る、記者会見で謝罪する経営者たちは、

謝罪することを望んで経営者になったわけではありません。

 

想像もできないようなトラブルが起こったとき、

解決策のヒントを教えてくれる失敗の経験則が必要になります。

 

勝ち残った経営者たちは、危機に立ち向かい、

試行錯誤の中でブレークスルーして生き残れた人たちです。

 

そのような人たちは、成功の経験則とともに、その数倍にも及ぶ失敗の経験則をお持ちでしょう。

成功者は、成功の経験則だけでなく、失敗の経験則も語ることができます。

 

なにをやってもうまくいかないとき、どうして良いかわからないときに、

あなたが目標とするメンターがいたらどうでしょうか。

 

容易に答えを見出せるかもしれません。

苦しいときに、メンターだったらどう対処するだろうと考えることで、答えに近づけるでしょう。

もちろん、そのメンターに直接質問ができたら、なおすばらしいことです。

 

自分が憧れるメンターに出会えるということは、

自分の経営のロールモデルがすぐ近くにあるということです。

 

そのようなメンターを見つけられる能力だけでも、経営者としての適性があると私は思います。

憧れ、尊敬できる経営者とはなかなか会うことができません。この出会いは運です。

 

できればその人のところに行って、

 

「あなたは私のメンターです。私は勝手にあなたを私の師匠だと思っています。

ですから、もし良かったらいろいろなことを教えてください」

 

と告白してみましょう。

 

メンター、師匠と呼ばれて気を悪くする人はいません。

照れながらも、その人はたくさんのことを教えてくれるはずです。

 

さまざまな勉強会に参加し、さまざまな経営者と会い、憧れられるメンターを探してください。

 

メンターのすべてを尊敬できなくてもかまいません。

この部分はこのメンター、この部分はこのメンターと、

複数のメンターを持っても良いのです。

 

これから起業しようとする方はもちろん、

経営経験の年数に関わらず、

経営者の方にはメンターとの出会いを大切にしていただきたいと思います。