ビジョンブック発行を中小企業のカルチャーに!経営者の暗黙知を言語化して現場とコミットメントする
2022年12月23日に配信しましたプレスリリース「ビジョンブック発行を中小企業のカルチャーに!暗黙知を言語化する新型出版社を発足」のとおり、SAKURA United Solutionが新たに立ち上げたSAKURA DX出版株式会社は、企業が自社の未来像・展望をステークホルダーに伝えるためのビジョンブックの制作や、経営者ブランディング、出版マーケティングの支援を行う新しい形の出版社です。創業経営者にとって、会社は自分の人生そのもの。決算書や登記簿だけでなく、「一冊の本」で会社を表現するビジョンブックを、日本の中小企業に文化として浸透させ、企業の継続と発展に貢献致します。本稿では、SAKURA DX出版のビジョンブック制作サービスについてご紹介致します。
過去を記録する「レコードブック」と、未来を示す「ビジョンブック」
起業以来、激しく働いてきた創業経営者は、今までの自分の経営、経営に対する姿勢、未来への想い、自らの人生を後継者に語る場がありません。これまでの人生や、これからの会社の未来を次世代に伝えていく、望みを託すという「記録を残す本」があっても良いのではないでしょうか。
「レコードブック」として、生まれ育ちや子ども時代の夢、社会人になって起業したきっかけになるエピソードや原点を残す。そして「ビジョンブック」として、現状から未来を言語化する。現在展開している事業や、今後の中長期計画。こんな形にして会社を引き継ぎたいという想い。将来こんな会社になってくれたら嬉しいという願い。そんな過去と現在、未来をつなぐ一冊を残していけたら、経営や人生に素晴らしい効果があるはずです。
ビジョンブック制作の過程で自社の棚卸ができ、改めてビジョンやミッション、パーパスの言語化をすることができます。経営者の方のご年齢によっては、事業承継に一冊のビジョンブックが有効になることも考えられます。まだ若い経営者・起業家の方であれば、事業の成長やIPOを目指す上で、ビジョンブックがステークホルダーを増やしていくことにつながるでしょう。
一人ひとりに物語があるように、一社一社にも物語があります。ビジョンブックの発行を中小企業のカルチャーにし、日本経済を活性化していきたいと私たちは考えています。
経営計画書に魂を込める
日本の中小企業の経営支援の歴史から、「経営計画書の大切さ」「経営計画書をつくろう!」という運動は、私の知る限りで40年以上前から一倉定氏が提唱していたと思います。経営計画書作成から中小企業の発展は始まると訴えかけてきました。しかし中小企業の現場では、経営計画を一度苦労してつくってしまえば、それを棚の上に乗せたまま開かずに1年後また計画書をつくるという意味のない活動が実は多かったのではないでしょうか。
問題は経営計画書を描き、そのシナリオと現実との差分を常に眼を凝らすこと。目標値と達成値の乖離があれば、その差分をつめる作業を行う。理念でうたったことと実際の行動が異なれば、改めること。経営トップと社員が望む方向が違うのなら、望む方向を統一する努力が必要です。その経営計画書に魂を込めることが必要だと思うのです。
経営計画書の数値の裏付けとしてどんな考え方、どんな思いでその数字をつくったかという裏付けがなければなりません。魂を込め、数値達成の裏打ちとして経営者と現場担当者はこの著作の中に、互いに約束を込めるということです。言った言わないをなくすということです。お互いの誓いの書としてこのビジョンブックの役割があるのではないかと思います。
暗黙知を言語化し、現場とコミットメントする
ビジョンブック制作の過程で得られるメリットは、暗黙知の言語化と現場とのコミットメントです。
創業経営者は強い想いで日々仕事に取り組んでいるわけですが、「しっかり言葉にして役員や社員に伝えられているか?」というと、決してそうではありません。「わかってくれるだろう」「汲み取ってくれるだろう」という部分があり、日々考えていること、ビジョン、ミッション、バリュー、パーパスと呼ばれるものをそれぞれ定義して言葉にすることが必要です。
そして、その言語化された内容をベースに、各部署の責任者とインタビュー・対談しながらコミットメントしていくこと。この工程も、ビジョンブック制作のバリューです。原稿を確認する工程で内容を調整したり、話し合う機会も生まれます。ビジョンブックは、経営者や経営陣が勝手につくるものではなく、社員と一緒になってつくっていくもの。社内に会社のブランドの価値観を共有・浸透させていく取り組みは極めて重要です。
人財採用や研修・教育にもビジョンブックを活用できる
「ビジョンブック」というだけあって、想いや理念の面がふんだんに含まれています。採用のためのマーケティングや、仕事の取説として研修・教育マニュアルにビジョンブックを活用することも考えられます。
採用や定着の面では、採用前にアマゾン検索やコーポレートサイト、採用サイトなどからビジョンブックを読んでもらう。入社時には、オリエンテーションでビジョンブックを活用してビジョンを浸透させていく。入社研修が終わり各部署に配属されたら、該当パートを読み込んでもらい、コミットメント面談でもビジョンブックに書き込むなどして活用する。定期的に行われるコミットメント面談では、ビジョンブックに書き込まれた部署や個人目標の達成度を見ていく。さらに、ビジョンブックを定期的に更新して「〇〇年度版」を出版することで、社歴に応じて冊数が増える。年々増えていく書き込み済みのビジョンブックが経験の可視化になり、社員の資産=会社の資産になる。経験という無形資産の可視化を、ビジョンブックでできます。今はデジタルが主流になりつつありますが、「手に取ることのできる本」が一冊ずつ増えていくというアナログな感覚も大切なのではないでしょうか。
出版をより安価にスピーディーに
SAKURA DX出版から出版される本は、プリント・オン・デマンドという出版形式が主ですので、毎年のようにビジョンブックを制作するとしても、比較的安価で持続可能なところがメリットでもあります。
いわゆる自費出版の場合、中堅出版社であれば500万円~、大手出版社となれば1000万円を超えることもあります。また、企画から出版まで10か月~1年以上かかることも多いですので、費用だけでなく時間や労力というハードルも高いでしょう。SAKURA DX出版では、ページ数によりますが1冊150万~300万円ほどで制作可能です。原稿をご用意いただける場合は、さらに安価に出版することができます。企画から出版まで、最短で1~2か月というスピーディーな出版も可能です。
制作期間が長いと、活動的で流動的な中小企業やスタートアップの経営者・起業家にとっては機会ロスになるのではないでしょうか。考えが変わることもありますし、計画が変わることもあります。制作に1年もかかっていたら、その間にピポット(業種転換)しているかもしれない。スピーディーに企画し、スピーディーに取材し、スピーディーに執筆して確認作業に入ることが望ましいでしょう。
SAKURA DX出版のビジョンブック制作の特徴
SAKURA DX出版のビジョンブック制作サービスの特徴は、以下のとおりです。
・創業者の想いやノウハウを言語化できる
・ビジョン、ミッション、バリュー、パーパスなどの言語化ができる
・会社の歴史や未来を言語化して後世に遺すことができる
・ビジョンブックをアマゾンで流通させ、会社の歴史をアマゾンがある限り記録保存することができる
・ビジョンブックの内容をSNSやメルマガ、ブログ等にマルチユースし、動画化や映画化、アニメ化、マンガ化もできる
・一冊つくっておくことで、「ビジョンブック2022年度版」「ビジョンブック2023年度版」と継続的にアップデートできる
・役員や社員との関係づくりができる
・社員のモチベーションアップや人財定着率の向上、人財採用などHR領域で活用できる
・新規顧客の獲得、既存顧客との関係づくり、協業・アライアンス先の開拓などにも活用できる
・仕事の取説として、研修・教育マニュアルでも活用できる
ビジョンブックの制作・発行を通じて、日本の中小企業、ベンチャー・スタートアップ企業の継続と発展に貢献致します。
ご興味のある方は、SAKURA DX出版株式会社 公式サイトからぜひお問い合わせください。